こんにちわ。まちです!
白いデスクやガジェットを中心に発信しています!
X(旧twitter)のフォローよろしくお願いいたします!
「仕事道具として最高のキーボード」として名高い”HHKB”。そのHHKBから最高級メカニカルキーボード「HHKB STUDIO」が発売から、待ち望んでいた人も多い「雪モデル」のカラー展開が追加されました。
僕自身、「HHKB配列って本当に打ちやすいの?」「持ち運んで使用できるのか?」様々な疑問から購入してみることに。HHKBを持っていない、絶賛メカニカルキーボード沼の視点からレビューしていきます。
HHKB Studio(雪)
これぞ、オールインワン・・・!
従来のHHKBといえば、単三電池で稼働する点や独特なHHKB配列、静電容量無接点方式、洗礼されたデザインなどが特徴的でした。
今回のHHKB “Studio”では、静電容量無接点方式がメカニカル式へと変更。加えて、マウスキー・ポインティングスティック・ジェスチャーパッドが搭載されました。
つまり、キーボードとした役割だけでなく、マウス操作やスクロール機能を搭載したまさにオールインワン。僕が考える、持ち運べるキーボードの理想ともいえます。
実際にポインティングスティック・マウス操作やジェスチャーパッドを使ってみて感じたのは、「超使いづらい」。
・カーソル移動の力加減が難しく、加速するカーソルを上手く操作できない。
・打鍵時に、ポインティングスティックに接触して誤操作の原因に。
・通常キーの打鍵感はいいのに、マウスキーの打鍵感は少し緩く安っぽいイメージ。
・ポインティングスティックが使えないと、マウスキーも使うことがない。
・持ち上げる時の誤操作が気になる。
・スクロールはかくついてしまい(いきなり上や下に移動)、直感的じゃない。
と、一見魅力的なポイントが多いが、それぞれの使いにくさが気になる。
使い始めてすぐに感じたのは、オールインワンでありながら少し惜しい点が多く、特にポインティングスティックやジェスチャーパッドを目的の購入には少し注意が必要にも感じます。
持ち運びに最適と言いたい。しかし…
マウス操作もできる「HHKB Studio」は、持ち運びに最適と言える機能を持ち合わせているのにも関わらず、やはり気になるのは「重さ」。
電池ありで929g(実測値)。分かってはいたけれど、約1kgのキーボードを持ち運ぶのは少し辛いです。
しかし、HHKB独自のキースイッチはとても静音性に優れているので外出先でも静かにタイピングすることができます。MacBookのシザー式スイッチよりも静かに、そしてコトコトとした気持ちのいい打鍵感で作業が可能です。
また、HHKB配列は独特な配列となっているので、慣れたら他のキーボードに打ちにくさを感じることと思います。家と同じ作業空間を作ると言う意味でも、持ち運びに意味はあるかな。
とはいえ、重く持ち運びにくい上に、カフェで大きめのキーボード作業はまだ少し抵抗を感じます。
HHKB配列は難しい。
僕が選んだのは、US配列(雪)です。配列としては、美しく洗礼された配置といえます。
一方で、US配列によって「矢印キー」には少し苦戦しています。すぐに慣れると思っていながら、いつも目で確認して押してしまいます。
また、BackSpaceの位置が異なるのもかなり厄介。他の配列も普段使うって方は、注意が必要に感じます。
僕は、キーボードが好きで色々試しながら少しずつ順応していますが、HHKB配列は慣れるまで必ず支障が出ると思います。HHKBで作業するなら「JIS配列」をおすすめしたい。
僕の執筆時点(使用して2ヶ月)の使い方は後述で紹介します。
見た目・打鍵感は最高!
雪モデルは、その名の通りスノーホワイトといった感じで真っ白。とにかく美しい見た目。
キーボードの見た目は重要だと思っています。キーボードに限らずですが、見た目のいい仕事道具はモチベーションにも直結するはず。
キーキャップのグレーの刻印はその雪カラーを邪魔しない心地のいい相性です。よく白いキーボードでも、刻印が悪目立ちしてしまうことはある一方で、程よく見れるグレーはかなりお気に入りです。
しかし、HHKB Studioではメカニカル式にアップデートされていますが、ポインティングスティック部分は特殊な構造のため、キーキャップを自分好みにカスタマイズするには選択肢が少なすぎます。キーキャップに関しては、まだまだカスタマイズ性には優れていませんね。
「HHKB Studio」と本気で向き合う
持ち運び運用をしたい!
重さはわかっていながら、持ち運び運用したいという理由からHHKB Studioを購入しました。
ということで、かなり重く大きいキーボードですが持ち運んで使用してみます。
純正のキーボードルーフ(カバー)を購入したので、取り付けて持ち運びします。
また、HHKBのメーカー「PFU」さんから発売されているキーボードタイプスティックを購入。
これでいわゆる尊師スタイルという、MacBookの上にキーボードを置いて作業できるスタイルを実現できます。
ただ、結構厚みもあるので、MacBookの上で使うよりかは「Majexstand」を取り付けて、MacBookをモニターとして使うもありかな。
ということで、カフェで持ち運び運用をしてみています。まだ、数回しか持ち出せていないのでもう少し長期的に試してまた記事を出していきたいと思っています。
マウス操作を快適にしたい!
前述では、マウス操作に使いづらさに苦言を呈しました。しかし、それでもマウス操作だけはもっと快適に使用できないか検討します。
そこで、マウス操作を改善するアプリ「ステアーマウス」を使用してみます。
ポインターの加速度を0にして、ポインター速度を少し遅めに設定。力加減関係なく、同じ速度でポインターが動いてくれるので初期設定状態よりは快適にマウス操作ができるようになりました。
また、スクロールに関しても加速度設定を0にして、少し遅めに設定。個人的にはこっちの方が使いやすいですが、そもそもスクロールやマウス機能をどのくらい使うか・・・
もちろん、クリエイティブな画像編集や動画編集では使いづらいので簡単な作業時にのみ使うようにしています。
ただ、やはりマウスには勝てませんね。本当にちょっとした時に使う。くらいなイメージで、もしかするとマウスキーは自分でカスタマイズして、別のキーとして使用するもありかもしれません。
配列をアプリからカスタマイズ
HHKBは、純正のアプリをダウンロードすることができます。Keychronのようにウェブアプリ経由ではなく、自分でダウンロードする必要があります。
僕の場合、MacBookでしか使用しないので上記のように「左optionキー」をFn3に設定。
「Fn3」でも矢印キーを操作できるようにすることで、両手で矢印キーを操作できるようにしてみたり、Fnキーやdeleteに切り替えられるようにしてみました。
この辺りは使いながら、自分の好きな使い方を模索してみるといいかもしれません。
まとめ
HHKB Studio US配列(雪)をレビューしつつ、自分の使い方を紹介しました。
最初にも書いているように、「持ち運びに最適な機能を持ち合わせていながら、重さや大きさは持ち運びに適さない」という、少しクセのあるキーボードにも感じます。しかし、打鍵感や見た目は最高級。
個人的には電池式やメカニカル式である点も評価が高いです。
また、HHKB配列はかなり独特な配列ながら、慣れれば慣れるほどより直感的に打ちやすい配置にも感じます。
しかし、個人的には「これからもキーボードを楽しみたいが、HHKBにハマってしまうと選択肢が減ってしまう」という、もどかしさもあります。もっとHHKB配列のキーボードが発売されて欲しいのですが、国内ではまだまだ数少ないです。
・メカニカルキーボードにこだわるか?
→好きなキースイッチなどがあって、HHKB配列を使いたいなら買いです。しかし、個人的にHHKB Studioは、HHKB独自のキースイッチあってこそにも感じます。
・ポインティングスティックやマウス機能を目的にしているか?
→ポインティングスティック・マウス機能の目的で購入はあまりおすすめできません。しかし、マウス機能を使ったオリジナルカスタマイズはありだと思っています。
・HHKBをとにかく使ってみたい。
→個人的に、US配列にこだわりがないのならJIS配列がおすすめ。矢印キーに、複数のキー入力が必要なことは慣れるのに時間がかかります。
作業用キーボードとして、名高いHHKBのメカニカルバージョン。HHKB Studio。まだまだ配列には慣れていないものの、今後もしばらく作業用として使い続け、HHKBは最高だと、この配列が最も合理的だと言いたい。
以上、まちでした。👋