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最近はすっかりRazer製品にハマっており、ビルドクオリティの高さについつい「次はあのRazer製品も欲しい!」となっています。
そんな中、話題の「モンハンワイルズ」用に無線接続できる高性能コントローラーを探していたところ、「Razer Wolverine V3 Pro」に出会いました。
今回は、2024年に登場した新色のホワイトモデルを実際に購入・使ってみた感想を含めてレビューしていきます!
Razer Wolverine V3 Pro
値段の割に評価が高い
X(旧Twitter)で「Wolverine V3 Pro」のホワイトモデルの投稿を見かけて、気になったのがきっかけ。値段は¥33,980(執筆時点)とゲーミングコントローラーとしてはかなり高額な値段設定。


ただ、Amazonやブログでのレビューを見る限り低評価が少ない印象。最近は安価な高性能中華ゲーミングコントローラーも多い中、評価の高さが目立ちます。


ホワイトモデルとはいえ、黒いボタンやケーブルが目立ち、白デバイス好きとしてはちょっと惜しい部分も。でも、「これは実際に触ってみるしかない!」


パッケージ内容


無線接続レシーバーが付属した上位モデルの「Razer Wolverine V3 Pro」。
もし有線接続でしか使わないのであれば、「Wolverine V3 Tournament Edition」がおすすめ。有線時の性能は「Pro」と同等で、価格が1万5千円以上も安いのが魅力です(執筆時点)。


上質で頑丈なケースに入っているのも魅力的。高級感を感じます。
付属品には、ケーブルや説明書の他に「交換スティック」「2.4GHzレシーバー」が付属。


元々付いている装着スティックが、約11cm程に対し、長い方は16cmほど。加えて、先が円形となったスティックの2種類(各1本ずつ)が同梱されています。
基本スペック
基本性能と特徴
- 簡単に切り替え可能な「トリガーストップ機能」
- 押し心地が気持ちいい「マウスクリック式のボタン」
- カスタマイズの幅が広がる「6つのカスタム(追加)ボタン」
- 「有線時ポーリングレート1000Hz(無線時250Hz)」
- 劣化しづらい「ホールエフェクトセンサー採用スティック」


質感・握り心地
- ザラザラとした質感。ペタペタしづらく、程よいグリップ感
- サイズ感は大きすぎず、ちょうどいい。(日本人でも馴染みやすい)
- 「力強く握る癖」があるのなら少しおすすめしにくい。
トリガーストップとカスタムボタン
「Wolverine V3 Pro」の大きな魅力は、簡単に切り替え可能な「トリガーストップ機能」と上部と背面に配置された「6つのカスタムボタン」。


背面上部のスイッチを「カチッ」と切り替えることで、「LT/RT」の押し込み具合を「深い ⇄ クリック式」に変更できます。
ゲームコントローラーのトリガーボタン(R2/L2・LT/RTなど)の押下を途中で制限する機能で、ボタンの動きを制限し、より短い押下で反応させることができます。
また、「Wolverine V3 Pro」は、6つの「カスタムボタン」を自分にあった設定が可能です。


コントローラー上面には、「M1・M2」ボタンを備えています。位置としてはそこまで誤爆差しにくいですが、快適に操作するには慣れが必要。


背面のボタン(M3〜M6)は、中指・薬指で押しやすい位置にありますが、取り外しはできません。そのため「コントローラーを握る際に力が入る人」は接触してしまい、少し使いにくいかも。
アプリケーションの操作


背面ボタン等の設定は、Windows版アプリ「Razer Controller Setup For Xbox」から行います。このアプリは発行者がRazerであるため、公式のものと考えてよさそうです。
アプリケーションはかなりシンプルで、直感的。アプリを開けば簡単に設定できます。


「ボタン割り当て」の他にも、「親指スティックの設定」「ハプティクスの強度(振動強度の設定)」「ライティング」「ワイヤレスパワーセービング(スリープまでの時間設定)」などの設定が可能。




操作感やアプリの構造に不満はありません。ただ、充電はアプリケーションを介さなければ確認できません。しかし、充電が少なくなった時にアプリからの通知が来ること・コントローラー自体の充電持ちもかなり良いのでそこまで気にしていません。
本音を言うとRazerのデバイスはマウス等設定アプリケーション「Razer Synapse」で一括管理したかったですね。
ポーリングレートについて
「ポーリングレート1000Hz」と言われても、正直ピンと来ない人が多いことだと思うので、僕が調べた内容を元に詳しくご説明します。
ポーリングレートとは、1秒間にデバイス(コントローラー)がハードウェア(PC)に送るデータ(入力情報)の送信量です。有線時の1000Hzであれば、1秒間に1000回分のデータを。無線時の250Hzであれば1秒間に250回のデータを送信していることになります。


つまり、「ポーリング間隔」(入力情報を送る間隔)は、上記の式で表せます。
ポーリングレート | ポーリング間隔 |
1000Hz | 0.001秒(1ms) |
250Hz | 0.004秒(4ms) |
上記から1000Hzと250Hzでは差が0.003秒(3ms)とほぼ変わりないように感じます。
このわずかな差の積み重ねによって「より直感的な操作感・応答速度」の感覚の違いさが出てくるのです。もちろんPC性能によっても感じ方は異なってきますが、ポーリングレートが高いほど、入力情報の間隔が少なくより滑らかな動作を再現できます。
つまりFPS等の細かくより直感的な操作感が求められるゲームでは、有線接続。一方で、モンハンやRPG系のゲームでは無線でも十分快適に遊べることと思います。
ただし、一概にポーリングレートが早ければ早いほどやりやすいわけでもありません。この辺りは自分で試した感覚・実際の動きを見て判断してみるのがいいでしょう。
1ヶ月ほど使ってみました!
実際に、2週間ほど「モンハンワイルズ」「APEX Legends」で使用してみました。
形状・持ちやすさについて


最初は少し違和感がありましたが、慣れるとかなり手にフィットするサイズ感。
Razer製品は海外向けで「日本人には大きめ」と言われがちですが、「Wolverine V3 Pro」はそこまで大きく感じず、ちょうどよいサイズに思えました。


ただし、背面ボタンの位置や大きさは好みが分かれそうです。特に背面のボタンサイズが大きく、握る場所に位置するため、「強く握ってしまう」人には少し使いづらいと思います。
背面ボタンの操作感について
背面ボタン(M3〜M6)は設置位置上、押す指が決まっています。つまり、M3・M4は中指で押し込み。M5・M6では薬指での操作が求められます。慣れもあるとはいえ、個人的には薬指での押し込みが難しく、M5・M6の操作がとても難しかったです。
Flydigi APEX4と比較
実際に、前回コントローラーレビューした「Flydigi APEX4」と比較してみます。




同じ「XBOX配置」コントローラーでも、背面ボタンの位置が大きく異なります。


「APEX4」だと背面ボタンが横に配置されていることのよって、中指で両ボタン押し込む配置。
もちろん、背面ボタンでも好みが分かれます。この「Wolverine V3 Pro」を経験したことで、僕の場合は背面ボタンが横並び(Flydigi APEX4)配置が使いやすいと感じました。
慣れもあるものの、自分はどんな背面ボタンの配置で使用したいのか購入前に確認しておいた方が良さそうです。
無線接続対応は快適


ドングルでの無線接続はかなり快適。Tournament Editionよりももちろん高価ですが、さまざまなゲームを遊ぶなら無線対応の「Pro」モデルがもちろんおすすめです。
特に「モンハンワイルズ」は無線でも快適な「Wolverine Pro」を使用し続けています。
ただし、FPSでは有線接続を推奨します。実際に「Apex Legends」を無線でプレイしたところ、違和感は少なかったものの、より直感的な操作が求められる場面では有線のほうが良いでしょう。
まとめ
Wolverine V3 Proは、「操作感」「カスタマイズ性」「無線の快適さ」を兼ね備えた高性能コントローラー。
価格は高めですが、使えば使うほど納得できる完成度の高さです。


🔍 特に優れているポイント
- マウスのような軽快なボタン
→ クリック感が気持ちよく、素早い反応が求められるFPSなどに最適。 - トリガーストップ機能で操作切り替えが簡単
→ ゲームジャンルに応じて、操作感を即変更可能。 - 無線でも遅延を感じにくい快適さ
→ 安定したドングルでの無線接続。RPGやアクションゲームは快適にプレイ可能。 - 6つの追加ボタンで自由にカスタマイズ可能
→ 背面のボタンに任意のキーを割り当てることで、自分だけの操作感を作れる。
🤔 購入前に気をつけたい点
- 背面ボタンの配置・大きさに好みが分かれる
→ 握るときに力が入りやすい人にはやや誤操作が起こる可能性あり。 - 白モデルでもパーツが完全に白ではない
→ ケーブルやボタンが黒なので、真っ白なデバイスで揃えたい人は注意。 - 価格が33,000円超と高価
→ 有線でも問題なければ、1万円以上安い「Tournament Edition」も選択肢。
✏️使用してみての感想
個人的な感想としては、「Razer」製品として納得できるビルドクオリティ。質感やボタン押し込み時や無線接続での安定性はさすが大手ゲーミングデバイスメーカーと感じます。
一方で、「このコントローラーでなくてもいいんじゃないか?」といった値段設定に対する「このコントローラーにしかない魅力」は感じにくいです。ポーリングレート1000Hz・トリガーストップ機能・無線接続なんかは今では多くのメーカーが手がけている機能です。


ただし、「このコントローラーを選択する大きな理由でもあるXBOXライセンスの取得製品」いわゆる、公式大会などでも使用が認められる製品となっています。
値段が安く高性能な「中華ゲーミングコントローラー」は、性能は良くても公式での使用は認められていないケースが多く、一部ではゲームでの使用も「グレーゾーン」とされています。
この先、大きな大会出場や選手としての活動を目指す方は特に魅力的な製品かもしれません。
ゲーミングデバイスは沼です。試してみなければ、始まりません。今回、僕自身も試してみて初めてわかった「背面ボタンの適正」。まずは試して、合わなかったら売る。みたいな考え方もありだと思っています!
以上、まちでした!👋